人生やりなおそう 無職で生きる術を勉強します

一年近くニート状態を経験しました、しかし全く何もせずに貯金が尽きるのをただ待つのは、返って不安です。ですのでニートでも生きる術があるのかないのか、勉強していきたいと思います。およそ一ヶ月を目安にして、勉強してもダメそうならかねてからの公務員試験の勉強に本腰を入れます。

人生やりなおそう 無職で生きる術を勉強します 0日目

みなさん、お初にお目にかかります。

死に損ナウシカです。

こちらのニックネームですが、少し縁起が悪いので、何か他のものにするか考え中です。

 

こちらのブログは、1年間ニート生活を送ってしまった私がこれから社会復帰する為に一ヶ月かけて勉強していく過程を記録する為のものです。

 

私は、1年ほど前に会社を退職しました。

理由は様々ですが、本心は怠けたかったんだと思います。

というと、かなり聞こえは悪いですが、当時、恋人に振られたり、可愛がっていた職場の後輩が辞めていったり、つらい出来事がかさなり、それを誰かに相談することもできませんでした。

また同僚や先輩の異動や退職で割り当てられる仕事量が急増、応援の人員もいませんでした。

上司や周りの人にも辛い状況の人はいました、しかし彼らには守るものがあり、私には自分しか守るものがありませんでした。

上司や周囲の人のためを思って仕事量が増えていっても結局僕は会社から帰ると一人ぼっち

何の為にやっているのかわからなくなりました。

わからないまましばらく働きました。気づけば僕は自分のモチベーションがコントロールできなくなりました。

上司に頑張れといわれたら頑張る。人に何か言われる前に頑張る。とにかく動き続ける。人の為に、でも本当は誰もそんなこと望んでないのに、

それは、もしかしたら自分の本音が周囲に悟られないようにする為の防衛策だったのかもしれません。

周囲のモチベーションに合わせられないとバレたら馬鹿にされる、仕事にやりがいを感じていないとバレたら馬鹿にされる、大切な家族や一緒にいたいと思える人がいないとバレたら馬鹿にされる。夢がないと馬鹿にされる。

そんな人間とバレたら愛想をつかされて今よりひどい状況になってしまう。だからなんとか仕事を一生懸命やって、本当にやる気があるように見せかけないといけない

 

しかし自分ひとりだらだらするだけならこんな一生懸命しなくても、

家族や職場の人の為に帰社する上司を見送りひとり残業するときにそう思うことが増えていきます。

お金がほしい理由もない、職場の人にはもうすでに大切な人がいるし入り込む余地もない、仕事にもプレッシャーがある、

結局私は逃げ出しました。

一度はやろうと思ってはじめた会社を辞めて、僕は、

 

ひたすらだらだらします。簡単なアルバイトを負担にならないように少しだけして後は怠ける

 

一時的にですがもう何も考えなくていい、だらだらできる時間はひたすらだらだらする。家のことは全部貯金で解決する、貧乏でもだらだら出来れば全然OK

やりたいことなんてたかが知れてるし、そのたかが知れてるやりたいことだけを目いっぱいやって、家に帰ったらすぐにだらだら、

だっていつなんどき、貯金が尽きてあの休む間もないサラリーマンに戻らないといけないかわかりません。じゃあこのだらだらできる時間に一秒でも長くだらだらして、楽そうなバイトだけして、貯金を少しづつ使おう、そんな気持ちがどこかにあったんだと思います。

 

そして気づけば半年、貯金も減り始め、本格的に動かねば。

しかし、そこで仕事のトラウマがよみがえります。

もしこのまま働き始めても通用するのだろうか?自分には守るものもない、働くのが好きでもない、夢や目標があるわけでもない、

こんなモチベーションが低い状態で半年も自分の都合で休職した人間と、現役バリバリで戦い続けているサラリーマンとが肩を並べられるのだろうか?

 

本人の努力次第だと、世間はいうでしょう、

 

しかし私は思いました、怠けたいという気持ちを持ってしまった人間が会社の為に努力できるのだろうか?そんなのは最初からサボりに会社に行くようなものではないかと。

そんな気持ちでサラリーマンが勤まるとは思えません。でもどうにかして働かないといけない、

じゃあどうしよう、急いでもっとバイトをしないと、どんどんバイトをしようとあくせくしたり、

毎日、自分でもできる仕事はないかと思ってスマホを見ました。気づくとバイトのない日には12時間以上スマホを見ているような異常な状態に、あれが終わったらこれをしないといけない、これをやったらこうしよう、一気に僕は毎日が生きづらくなりました。

 

おかしいですよね、まだ働いてもいないのに、働くことを想像したり、あくせくバイトをしたり、してるだけでもう精神が下手ってしまう、

それだけ僕は怠けてしまったんだ、もう手遅れだ、でも手遅れになったらいけないからすぐにでもなんとかしないと

その頃の僕は何をやっても手につかなくなりました。家に帰って寝るときですら気が治まらなくなりました。

 

そんな状態の時、バイトの面接の帰りに僕は駅で途方もなくふらふらと歩き回りました。もうどうしようもないと、

家にかえりたくなくなったのです。

家に帰っても自分の惨めなキャリアや根性なしの過去を嘆くか、それを覆い隠して寝るだけだからです。

 

結局、お金がなくなるまでのんびりしようと思っていたのに、お金がなくなる前に限界が来たのです。

どうしようかと、ふらふらと歩いている私の目の前に本屋が、貧乏な生活を貫いていた私にとって本は古本以外は買わないと決めていましたが、なぜか新刊の一冊の本を読みました。

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

  • 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2019/01/11
  • メディア: 単行本
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時間がない何かしなければとあせってるはずの自分でしたが、ファクトフルネスという一冊の本を読み始めてしまいました。

するとなぜか1年近くだらだらしても落ち着かなかった心が、落ち着き始めました。

気づけばこの1年間、僕は常に何かをするのに一生懸命で、落ち着いて将来を考えることが出来ていませんでした。

 

たしかに、自分を落ち着かせようと思ってだらだらしていましたが、それは逆効果で、気づけばだらだらすることに一生懸命になってしまっていました。

アニメや映画、読書がすきだから、家には早く帰る、早く帰って見ながら早く寝る。

落ち着いて将来を考える為の心の余裕がなかったんです。なぜなら一人の時間はだらだらするのに一生懸命だったし、将来の不安があまりに大きすぎて手をつけられないからです。

 

しかし、普段絶対買わない新刊のこの本が私を落ち着かせてくれました。

そしてようやく不安すぎる将来をひとつづつ紐解く気になりました。

 

これをこのブログの0日目としたいと思います。